財務の
スペシャリストとして、
企業の血脈をつくる。
わたしの使命

大学時代は、幅広い商品を扱っている商社に魅力を感じ、その中でも伊藤忠はセミナーで出会った社員がとても印象的でした。入社後も当然、自分でビジネスをどんどん仕掛けていくような仕事をするものだと思っていました。ところが、実際に配属になったのは財務経理。まったく想定外の領域だったこともあり、正直なところ新人の時代はこの仕事をあまり好きになれませんでした。ただ、そんな私も 2 年、3 年と財務経理の仕事に携わるうちに、税務や会計といった側面からビジネスを支えることの重要性を実感するようになっていきました。事業に投資をするときには営業と一体となり資産価値や企業評価など会計・税務的な側面から積極的に関与をしていきますし、事業を閉じるときには 100 の損を 50 にするために駆け回ることもあります。なにもデスクの上で作業をすることだけが私たちの仕事ではありません。専門性を活かして事業運営を支えることには大きな意味がある。そのことに気づいてからは積極的に知識を吸収するようになりましたし、財務経理に携わっていることに誇りを持てるようになっていきました。
商社におけるファイナンス (資金調達) 機能は非常に重要で、格付け機関や金融機関から「ファイナンスカンパニー」とカテゴライズされることもある程です。私たちのビジネスモデルはトレードや投資など多岐にわたりますが、お金がなければ投資はおろか会社を回すことさえできません。現在は総本社で資金調達を主に担当しているのですが、伊藤忠の運営に必要な資金は約 2 兆円にのぼります。銀行からの金利が 1 % 下がるだけで 200 億円の利益が生まれますし、世間一般のイメージとは違って能動的な行動、粘り強い交渉が求められる仕事でもあります。大きなプロジェクトが始まる際には数百億規模の借入れを行うこともあるのですが、条件交渉が難航することも少なくありません。自分の行動一つひとつが営業の社員が作り出したビジネスの成功に紐づいていますし、有利な条件で融資を獲得できたときは私たちの仕事の意義を強く感じます。資金は、企業の血脈そのもの。財務という側面から、強固なビジネス基盤をつくっていく。それこそが私の使命だと考えています。

現在は総本社でコーポレートファイナンスという大きな視点で財務に関わっていますが、将来的にはより営業に近いところでスペシャリストとしての力を発揮していきたいと考えています。財務、会計、税務が不要なビジネスはありません。借入や会計・税務の手法を検討することで事業の利益拡大に貢献する事が出来ますし、専門家が活躍できる舞台は想像以上に広がっていると思います。そして、いずれはプロジェクト立ち上げの際に財務責任者として参画するような専門家になっていきたい。入社以前からいつかは自分でビジネスを手掛けたいと思っていましたし、国内外問わず事業経営に貢献していけたらと考えています。私は自分の信念に「日々成長」という言葉を選びましたが、今はまだまだ発展途上。直近では新聞に取り上げられるようなグローバルな資金決済の仕組みづくりにもチャレンジしましたが、そういう経験を積むなかで一歩ずつ成長していければと考えています。伊藤忠には若いうちからどんどん仕事を任せていく風土がありますが、それは財務経理という領域でも同じ。この環境を活かしながら、伊藤忠になくてはならないスペシャリストになっていけたら嬉しいですね。
| 2004 年 | 繊維カンパニーの経理業務を担当 |
|---|---|
| 2005 年 8 月 | 語学研修としてフロリダへ |
| 2005 年 12 月 | Prominent NY へ長期出張 |
| 2006 年 | 繊維カンパニーの経理業務を担当 |
| 2008 年 | Itochu Singapore へ実務研修 |
| 2010 年 | 伊藤忠シェアードマネジメントサービスで財務業務を担当 |
| 2012 年 ~ | 総本社において財務業務を担当 |

週末に息子をおもちゃ王国に連れて行った時の写真です。子供の吸収力と成長のスピードには本当に驚かされます。自分も負けずに吸収し、日々成長出来ればと思っています。

正下 淳博
コーポレートファイナンス室
立命館大学卒業。34 歳。2004 年入社。繊維カンパニー配属後、繊維管理部繊維管理室第三チームへ。経理のスペシャリストとしてキャリアをスタートさせる。その後、東京本社に異動。現在は財務部で資金調達に奔走している。
