現状の自分に
満足したことなんて、
一度もない
わたしの使命

商社という仕事に出会ったのは大学生の頃で、ガイアの夜明けでちょうど伊藤忠のブランド部隊が特集されており、とても衝撃を受けたのがきっかけです。「自分もこういう世の中の人々を魅了出来る仕事がしたい」と強く思いました。それからは商社の繊維部門を中心にいろいろな会社をまわりましたが、一番覇気を感じたのは伊藤忠でした。繊維事業がルーツだということもあって、社員の熱意や勢いが全然違って見えました。「一対一で負けない」「野武士集団」といった言葉の通り、就職活動で出会った先輩たちからも“個の力”を強く感じました。面接においても、語学力もなく、在学中に起業したなんて武勇伝もない、そんな自分の内側を引き出してくれて、評価してくれたのは本当に嬉しかったです。
入社してから約 4 年間、受渡と呼ばれる物流を管理する仕事を担当した後、半年間の上海での中国語語学研修を経て、一昨年の 8 月に元いた部署に戻りました。それからは営業補佐として先輩の営業社員に指導いただきながら、迷惑を掛けっぱなしの半年間でした。そして昨年 4 月から営業として独り立ちをした時に、課長から言われた言葉は「とにかく新規を取れ。営業は新規を取ってナンボだ」でした。その言葉を信じてとにかくがむしゃらに行動しました。例えば欧米にいる駐在員に新しいブランドで何かいいものはないかを片っ端から聞いて回ったり、伊藤忠が輸入しても日本国内での販売代理店がいなければ商売は成り立ちませんので、受渡をしていた頃に名刺交換をした客先を始め、上司や先輩に紹介頂きながら、どんなブランドが今需要あるのかを聞きに上がったりしました。そんな中、伊藤忠の別の部署経由で「FitFlop (フィットフロップ)」という英国製のコンフォートサンダルブランドの話が舞い込んできまして、その週の課会で課長代行から「この FitFlop は北野とやろうと思う」と言っていただきました。その上司はこれまでいくつのも新規ブランドと契約してきたバリバリの営業マンでしたので、若手と一緒に組む自体恐らく非効率だと思います。それでも自分を指名してくれたという所に、伊藤忠がよく言われている若手にもチャンスが与えられる風土を感じました。
まずは海外ブランド側に伊藤忠はどんな会社なのかを丁寧に説明するところから始め、今年 2 月に無事契約を結ぶ事ができました。上司のみならず、同じ部署の先輩社員にも英語でのプレゼン資料に関してアドバイスを頂いたり、自分 1 人ではとても成し遂げられなかったと思います。正にチーム一丸となって新しい商売を生み出すことを肌で感じられた、貴重な経験となりました。

現在はスポーツブランドのインポート、ライセンス事業を主に担当しており、また昨年 4 月からは事業会社を通じてブランド香水の事業にも携わっております。アパレル以外の分野においても、「ブランド」に関係するモノであれば事業の可能性があるところが我々の部隊の強みだと感じています。10 年、15 年後には事業を立ち上げ自分が惚れたブランドの経営に挑戦したいです。伊藤忠には海外の一流ブランドと共同で日本法人を起こした実績もありますし、社員一人ひとりに夢実現のチャンスを積極的に与えてくれる風土もあり、特に若手からの提案に対して上司や先輩が真摯に応えてくれる数少ない会社だと思います。勿論、目標を追うと同時に、まだまだ自分の力が理想からほど遠いということも分かっています。不可能と思えるようなことを実現していく力。常に現場に足を運び、生きた情報を集める力。世界中のビジネスマンたちとのネットワークを築く力。偉大な先輩たちの背中を見ているだけで日々危機感を覚えますし、現状の自分に満足していたら夢も成長もすべてがストップしてしまいます。失敗やミスを他人のせいにするのは簡単です。「我以外全て師」という言葉を常に心のなかで持ち歩くようにしているのですが、1 日 1 日なにかを学びとり、常に前進するような人間でいたいと思っています。少し言い方は悪いですが、先輩たちの仕事から盗めるものはどんな小さなことでも盗むつもりで日々の仕事に臨んでいきたいと思っています。
| 2009 年 | スポーツブランドなどの受渡業務を担当 |
|---|---|
| 2013 年 2 月 | 上海に中国語語学研修 |
| 2013 年 9 月~ | インポート、ライセンス取引の営業を担当 |

上海での中国語研修中、大学で企画された修学旅行のさなか撮った 1 枚です。アラサーになってからの「修学旅行」という事もあり、興奮隠しきれずコスプレなどしてしまっておりますが何卒ご容赦ください。一緒に写っているのは生活を共にした同期・先輩です。毎日中国語と悪戦苦闘した仲間ですので、帰国後の今も、先輩後輩の域を超えた特別な想いがあります。

北野 信
ブランドマーケティング第三部
ブランドマーケティング第四課
慶應義塾大学卒業。30 歳。2009 年入社。繊維カンパニー配属後、主にアパレル・靴のデリバリー業務を 4 年間担当。中国語語学研修を経て、現在の営業職に異動。「J.Lindeberg」などのスポーツブランドのインポート及びライセンス取引や、社内唯一の事業であるフェラガモなどの香水事業を手掛ける。
